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医学部って忙しいの!?医学部生活のOverview。

医学部
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(※この記事は、シリーズ「医学部医学科の合格者に告ぐ。」の一部です。)

シリーズ第一弾は、医学部での生活全般について。

  • 「忙しい」というイメージの医学部における学生生活の実態はどうなのか
  • 6年間を充実して過ごすために大切なこと

を紹介します。

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医学部は忙しいのか。

医学部に通っているお話をすると、決まって、

「医学部って忙しいんでしょ!?」

という質問が帰ってきます。

これに対するお答えは、

「50%は正解、50%は不正解」です。

というのも、忙しそうに見える医学生は、自らの意志でそうしているパターンが多く、強制的に多忙な生活を強いられているわけではないからです。

確かに忙しいのですが、自分でコントロールする余地もあります。

新入生の皆さんには、

なんとなく忙しさに流されて過ごした6年間とならないよう意識していただきたい。

と考えています。

身体的な拘束は案外少ない

第一に、カリキュラム上拘束される時間は他の大学生と大して変わらないというのが個人的な印象です。

友人やバイト先の他学部の学生をみていると、実験、研究室配属、インターン、就職活動、資格試験、卒業論文、院試に向けた勉強などなど、卒業や卒業後のために多くの時間を割いていて、よほど自分達より忙しそうだなと思うことが多々あります。

確かに医学部で学生をしていれば、研究室配属、実験、臨床実習などで遅くまで大学に残らなければならない日はあるし、「大学は週2」みたいな事態はほとんど起こらないし、試験勉強などもありますので、平均的な大学生に比べると忙しい生活を強いられているのかもしれません。

しかし、毎日朝から晩まで大学に身体を拘束されているわけでもないし、「休日返上!」とか、「寝る暇もない」とか、「遊ぼうと思っても遊べない」なんてことにはなりません。

この点で、「医学部生→猛烈に多忙」というイメージは半分は誤りです。

しかし、忙しい

それでも尚医学生が忙しく見えるのは、カリキュラム外の時間に、自発的に忙しくしている医学生が多いからだと思います。

医学部6年目の私から見ると、その時間の使い方の内訳は、大きく以下5つに分類できるようです。

  • 勉強(医学 or 医学以外)
  • 部活・サークル活動
  • アルバイト
  • 余暇
  • その他

この配分は人によりそれぞれです。個人的にはこの配分が生活の充実度を左右すると考えています。

勉強

医学教育を終えるとほとんどは人の生死に直接関わる医療の場に投げ込まれるわけですから、勉強してしすぎるということはありません。

その使命を担う大学はそれなりの試験を課してきますし、無事卒業して国家試験にも合格するためには、それなりの知識を身に着けなければなりません。

「学生のうちは遊んでおきなさい」という先生も少なからずいらっしゃいますが。個人的には、何を差し置いても最優先に勉強しなければならないと思っています。

一見「遊び人」に見えても、勉強することの大切さをわきまえている学生は多く、高学年になるほど多くの学生がしっかり勉強するようになります。

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部活・サークル活動

「医師として生きる上で、体力と縦横の繋がり(人との関わり)は重要である」という主旨で、多くの学生が、部活・サークル活動に精を出します。

この主旨には概ね賛成で、筆者自身も運動系の部活に所属しています。

しかし、部活・サークル活動に時間を費やしすぎて明らかに学業がおろそかになっていたり、QOLを損なっている学生も少なからず見かけますので注意が必要です。

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アルバイト

皆、それなりに勉強して医学部受験を乗り越えてきていますので、教育の分野でその経験と能力を発揮する学生が多いようですが、他方「なんでその職種を選んだ!?」という学生もいるので面白いものです。

経済状況やアルバイトの目的は学生それぞれで、人によってはかなりの時間をアルバイトに割いて、結構稼いでいる学生もいます。

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余暇

遊ぶ暇がない、息もつけない。なんてことはありません。

長期休暇に「24」をAmazon primeで一気に視聴なんてのもできますし、国内外問わず頻繁に旅行に赴く学生も多いです。

確かに、他にやりたいことが多ければここから時間を削っていくしかありませんが、他学部の学生と同じかそれ以上に自分の趣味や余暇を大切にしている学生が多いように感じます。

その他

「その他」としてまとめてしまいましたが、「余暇」に当てはめるにしては生産的すぎる活動をここに分類します。

医学生だけなのかそうでないのかわかりませんが、いろんなことをしている人がいて面白いです。

研究室に入り浸って基礎研究で論文を発表する学生、英語を含む他言語を極める学生は珍しくないです。気づいたらどこかへ留学していなくなっている人もいます。

さらには、起業しているとか、アイドルやってるとか、投資家でいっちょ前に稼いでるとか、政治活動をしているとか、散らかりすぎてここには書ききれませんが、医学部に所属しているということからは全く予想のつかないベクトルで何かを頑張っている人もいます。尊敬の念に堪えません。

わりと細々と生活している筆者ですら以上のような例を現に知っているので、珍しい例ではないと思います。

医学・医学以外を問わず色々な人種が栄えているのが医学部の面白いところです。

おまけ

忘れてはいけないのが、就職に向けた動き、いわゆる「就職活動」です。

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医学部における就活とはつまり、卒後の臨床研修病院を決定することです。

低学年の間は正直深く考えずにちゃんと勉強していれば良いと思いますが、高学年となり将来の見通しを持つようになると、自然に就職活動を積極的に行うようになり、これに結構時間を割かなければならない場合があります。

それでも尚、他学部の就活に比べれば、時間も労力も少なくて済むことは絶賛就活中の私自身が身をもって体験しているところです。

一方、将来のビジョンが定まらないとなかなか病院選びには難渋するかもしれませんし、将来のビジョンが定まっていたとしても、一生「医師」として仕事をしていく以上、自分のライフプラン・キャリアプランについて考慮すべき要素が多く、色々考えなければならない点が難しいところです。

まとめ

  • 真面目に勉強する学生が多い
  • 部活に熱を入れる学生が多い
  • 変わったことをやっている人が多い

という特徴はありますが、正直他学部の大学生と変わりありません。

 

ただ、「大学のカリキュラム上、多忙を強いられている」というよりは、

「大学でのカリキュラムをそれなりにこなした上で、残りの時間は各自が主体的に忙しくしている」

というのがより正確なイメージのように思います。医学生としてのQOLを向上させるためには、

「自由に使える時間をいかに充実させられるか・自らコントロールできるか」

新入生の皆さんには是非、「なんとなく忙しく過ごしていたら6年間過ぎていた、他にこんなこともやりたかったのに思い立ったのが遅すぎてできなかった・・・」みたいな状況にならないよう、意識していただきたいと思います。

全体像を紹介しましたので、記事を改めてそれぞれについて詳述していきたいと思います。

 

(※この記事は、シリーズ「医学部医学科の合格者に告ぐ。」の一部です。)

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