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【燃え尽き症候群に注意】勉強してしすぎることはありません。

医学部
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(※この記事は、シリーズ「医学部医学科の合格者に告ぐ。」の一部です。)

シリーズ冒頭では、「他学部と比べ、拘束時間が長いとか、突出して忙しいということはない」という主旨のことを申し上げました。

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しかし、これは時間的余裕について表現したことであり、学生として学ぶべきことのボリュームは、他学部と比べて非常に膨大です。

本記事では、医学生として医学部で勉強すること、その心構えについて書きたいと思います。

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医師を目指して勉強するということ

大学教育という大きな枠組みで考えたとき、医学部がなんとなく特殊であるというイメージは皆さんがお持ちだと思いますが、詳しく考えたことはあるでしょうか。

私は、卒業後の職業がほぼ一つに決まっているという点が非常に特殊だと考えています。医学部医学科に合格・入学して、医師にならない人はほとんどいないでしょう。これほど卒後の職種が限定される学部は他にないように思います。

もちろん医師にも多様な働き方がありますし、医師以外の道へ進む人もいますが、基本的には病院に勤めて診療行為に関わることになります。

そいういう点で、医学部は大学の一学部でありながら、「職業訓練学校」としての要素が大変強いのです。

 

医学部に入学した段階で、人の生死に関わる現場に放り出されるまでのカウントダウンが始まったも同然です。

卒後2年間の「初期研修」という見習い期間はありますが、患者さんや他の医療者から見れば、ひとりの「医師」としての視線を向けられます。

「学生のうちは時間があるから遊んでおこう」という考えは確かに一理あり、職業的拘束がなく比較的自由に時間を使える学生であるからこそ経験しておくべきことは多いと思います。

しかし、6年間の医学教育を終えた先には、プロフェッショナルとしての責任が伴うという自覚を持つべきであると私は思います。

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6年後には「知らなかった」では済まされない世界が待っているのです。

また、大学生一般に言えることとして、国公立大学においても私立大学においても、国民の血税を資金源とする国からの援助が自らの教育に充てられていることを考えると、やはり学生として第一に勉学に励まねばと思います。

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それを苦痛と感じるならば、道を考え直すべきとも思います。諸栓20歳前後、進路を変更してもまだ間に合うし、医学部入試を突破できる頭脳を活かせるのは医学の道だけではありません。

「燃え尽き症候群」に注意。

医学部人気は医学部に合格するためには必死に受験勉強をしなければなりません。中には、小学校・中学校から医学部合格を目標に勉強してきた人も少なくないでしょう。

「医学部合格」というゴールを通過した途端、気が抜けてしまう学生が一定数います。

いわゆる「燃え尽き症候群」です。

「医学生病」に並んで重大な疾病(?)かもしれません。

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合格発表直後に発症する者から入学後数年経って発症する者まで発症時期は様々ですが、皆大学受験に取り組む姿とはうってかわり、勉強することへのエネルギーを失います。

でも、さすが医学部に合格する人だけあって、要領よく試験を通過し、卒業し、国家試験に合格していくんです。

大学の試験に通って卒業し、医師国家試験をパスして医師免許を頂いている点で、医師として求められる知識水準を手にできているのだから、これらを乗り越えられさえすれば責められることはない、というのは事実かもしれません。

しかし、人の生死に関わる職業を生業にする人間として、「試験に通ればそれでいい」とか、「できる限り省エネで」「医学部に入れたからあとは無難に卒業できれば」という立場で勉強するのはアブナイと思ってしまいます。

将来の職業に直結する学びのできる学部を選択したのだからこそ、受験勉強で費やしてきたのと同じかそれ以上のエネルギーと才能を発揮して勉強したらどうでしょうか。

 

残念なのは、入学後しばらく頑張っていた学生が、徐々に目標を見失い、惰性で毎日を過ごすようになってしまうことです。

なかなか「医学部っぽい勉強が始まらなくて」とお困りだったら是非以下も御覧ください。

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(※この記事は、シリーズ「医学部医学科の合格者に告ぐ。」の一部です。)

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