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【入学準備】医学部入学前〜入学後に勉強しておくと良いこと

医学部
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 (※この記事は、シリーズ「医学部医学科の合格者に告ぐ。」の一部です。)

筆者が予備校でアルバイトをしていると、医学部に合格した学生から「入学までに何を勉強したらいいですか?」と尋ねられることがあります。

「高校生活で(人によっては中学校から)努力を重ねて医学部合格を勝ち取ったのだし、これから嫌でも勉強に追われる日々なのだから、入学までの数カ月くらいは旅行とかしたら?」とお伝えしたい気持ちもありますが、しかし医学部に入学にあたり「予め勉強したい」ということは素晴らしいことです。

あくまで筆者の経験に基づいたものにすぎませんが、参考にしてみてください。

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医学部入学前〜入学後にやっておくと良いこと【勉強編】

大学の一般教養の予習がしたい

大学で進級・卒業するためには「単位」といわれるものを一定以上取っておかなければなりません。

簡単に言うと、「単位」とは大学でどれだけの科目を勉強したかという指標です。「この半年の講義をとって試験を受けると数学の単位を2単位つあげますよ〜」「2年生に進級するためには、〇〇の単位が○単位以上必要ですよ〜」といった具合です。

正直、講義内容や単位を取得するための試験の内容は大学に入ってみないとわかりません。同じ大学の同じ講義であっても、担当する教官が違えば全く異なる様相になることもありえます。

したがって、「大学で良い成績を取るために早く大学の勉強をしておこう」というのは無意味かもしれません。

とはいえ、何事も勉強して損することはないでしょう。特に「理科」は大学入学前に勉強しておくべき科目としてよく取り上げられます。

現行の入試制度では、ほとんどの医学部において、化学、物理、生物、地学の4科目のうち2科目を履修し受験すれば良いことになっています。

多くは化学+物理、化学+生物の組み合わせを履修してきた方が多いと思いますので、その2通りに分けて紹介します。

高校で化学+物理の履修をした

医学は科学ですので、今後大学での学業のためにも、医学を修めるという点においても、高校生物を勉強すると良いかもしれません。

多くの大学で、基礎医学の土台として「細胞生物学」を勉強することになりますが、高校生物はこの予習になりえます。

もちろん高校生物には、植物や生態系など、あまり医学部で勉強しない分野も含まれますが、割愛するもよし、教養として学ぶもよしです。

書店に行けば、高校生用の生物の教科書・資料集が販売されていますのでこれらを参考にすると良いでしょう。

高校で化学+生物の履修をした

医学部に入って最も困るのが、「カリキュラム上、一般教養で物理を取らなければならない」という状況です。しかも、多くの場合いわゆる「公式暗記」の物理では通用せず、微分・積分を含む数学をしっかり使った勉強が必要になります。

【大学受験】高校物理は微分方程式を使って教えるべき。
筆者は、自らの高校時代の経験や、現在の予備校でのチューター勤務の経験を経て、高校での物理履修について、微分方程式を含む数学的知識をもっと活用するべきであると考えています。 高校時代の経験から ...

これに備える意味では、高校生向けの物理の本で全体像を勉強しつつ、以下のような本に代表される、大学物理の入門書を読んでみるのもオススメします。

 

とはいえ、

大学の求める理科の知識水準をクリアして入学するわけですから、「入学前に必ず勉強しないと」と考える必要はないとも思います。

医学の勉強をかじってみたい

医学部に入学するんだから、「医学」について予習してみようというのも自然な考え方でしょう。

  • とりあえず「解剖」の勉強でもしてみるか!
  • 大学で最初に細胞生物学が始まるから、ちょっとかじってみるか!

と思ったあなた、少し待ってください

私は、医学部6年間を見据えた勉強の土台として、

「生理学先取り」をオススメします。

どういうことか気になっった方は是非以下の記事をご覧ください。

「医学部→解剖」の連想を捨てよ。
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医学部入学前〜入学後にやっておくと良いこと【その他編】

見聞を広める

少なくとも1年以上、人によっては小学校時代から医学部などの難関大学に合格できるよう必死に勉強してきたはずです。

もちろん勉強することは素晴らしいことですし、医学部に入学できるのも限られた一部の人間ではありますが、諸栓は高校生(もしくはそれ以下)の社会経験しか持ち合わせていません。

ここで自惚れるか、貪欲さ・謙虚さを大切にするか、医師となったときの人間性・豊かさが大きく左右されることでしょう。

例えば、高給の医師が経済や資産運用、投資に疎いのは有名な話ですが、こういった身の回りのことから、社会を取り巻く問題に至るまで、是非視野を広げていただきたいと思います。筆者は今になりその重要性を理解して後悔しています。

今後、「医学部」「病院」といった閉鎖空間に嫌でも閉じ込められがちになるわけですので、そういった見聞は自分から求めないことには手に入りません。

せっかくまとまって時間が得られるのですから、今後の豊かな人生のために、読書などする習慣を身につけると良いと思います。

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英語の力を落とさない

受験で培った英語の力を衰退させてはいけません。

騙されたと思って、英語と慣れ親しむ機会をしっかり持ち、英語力を維持するようにしてください。

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おまけ

何事も新しい勉強を始めるのは困難が伴います。是非以下の記事も参考にしてください。

資格試験・受験勉強で挫折しないための5つのコツ
新しい目標に向かって勉強を始め、それを大成させるには、確固たる意志と努力・時間が必要です。 筆者自身も、大学受験にはじまり、医療に関わる資格を中心に様々な試験を受験してきました。 (大学受...

まとめ

医学部入学までの時間、もちろん今までの受験の疲れを癒やすのに使ってください。

しかし、これまで必死に勉強したくなった受験生にとって、勉強していないと落ち着かないというのも納得できますし、いろいろ学んでおくことは損にはなりません。是非上記を参考にしてみてください。

そして、社会勉強を忘れずに!

(※この記事は、シリーズ「医学部医学科の合格者に告ぐ。」の一部です。)

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