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他人の悪事をSNSに晒して炎上を誘う理由がわからない

雑記
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Twitter、Facebook、Instagramなどは便利なSNSですが、”炎上”騒動は日々あちこちで起こっているようです。

昨今では「SNSといえば炎上、炎上といえばSNS」と言わんばかりです。

SNSユーザーは巨大な燃料庫で、誰かが着火点を見つけて火をつければたちまち拡散→拡散→拡散の嵐。収集がつかなくなります。

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SNSにおける炎上

SNS上での炎上は大きく2つに大別されます。

  • 投稿者が意図せず炎上を引き起こしてしまう場合
  • 炎上を意図した投稿者による恣意的な投稿の場合

前者の例としては、社会一般に公開するべきではない内容やメディアを、投稿者の認識の不足によって公開に至らしめてしまった場合や、意図せず個人の権利を侵害する情報を紛れ込ませてしまった場合などです。必ずしも悪意があるものではありません。

もちろんSNS利用者として、このようなことがないように細心の注意を払わなければならないのは言うまでもないのですが、私が昨今注目しているのは後者の、”意図された炎上”です。

意図された炎上の場合にはさらに、

  • 自分に関する話題での炎上
  • 他人に関する話題での炎上

に分類できます。

前者は完全に愉快犯というか、見ていて呆れるような投稿です。飲食店の厨房でいたずらしている動画をアップするなど枚挙に暇がありません。

少し考えれば社会から非難を浴びることは目に見えるようなことばかりで、「救いようがない」とも思える所業ですが、当事者はそこまで思いが至らないのでしょう。こういう意味では”意図しない炎上”!?と言えるのかもしれませんが、行為自体には悪意が見え透いていますので罪は重いです。

 

そのへんのことは置いておくとして、私が問題だと思っているのは後者で、自分は関係ないこと(主に他人の悪事)をSNSに晒して炎上を誘う場合です。

他人の悪事をSNSに晒して炎上を誘う理由がわからない

皆さんもお見かけしたことがあると思いますが、他者の悪事について、「許せない行為だから」と証拠の画像や動画を投稿するユーザーが一定数存在しています。

自分には全く関係のない他者についての投稿で、かつ「拡散希望」などと明らかに炎上を誘ったものです。

 

様子を伺っていると、以下2点の正義感(!?)がこの行為を駆り立てているように思います。

社会的制裁だ!

他人の悪事の証拠をSNSに投稿することで、その人を辱め、社会的に罰を与えることができるという正義感です。

悪質な場合は、その当事者を”特定”し、その個人情報とともにネット上に流布する場合もあります。

こんなに馬鹿らしい、というか不躾なことはありません。

多くは当事者に黙って隠し撮りされたもの、当事者の了解なく投稿されたものであり、投稿者は当事者の事情を知らない場合がほとんどと推察されます。

何も知らない者が、その行為のみを切り取って勝手に流布し、社会的な制裁を加えたり、その軽重をコントロールするのは明らかにおかしな話です。

投稿者の正義感は満たされるのかもしれませんが、冷静に考えれば「何様のつもりだ」と言わざるを得ないことは普通の感性でご理解いただけると思います。

社会的啓蒙だ!

ほかに見受けるのが、「同じような被害が出ないように投稿します!」とか「皆さんに知ってもらってこういうことがなくなるように投稿します!」的な、「啓蒙活動」をうたって投稿し、炎上を誘う場合です。

これまたくだらないわけです。

もともと良識のあるユーザー層がこの投稿をみた所で、その日常行動が変わるとは全く思えません。

むしろ、それを面白がる層の好奇心を煽り立て、余計な刺激をするのみで、まさに百害あって一利なしだと感じます。

おとなしく通報して待て

「他者の悪事の証拠をネットに投稿する」ということは、上記のような悪影響をはらむのみではありません。

例えば、仮にその当事者が本当に悪いことをしていたとしても、本人の肖像権が直ちに消失するわけではありません。

他にも、その悪事自体とは関係のないものの、その現場となった団体(例えば悪事が行われたお店)とか、居合わせた無関係な個人に対する影響にも思いを至らさなければなりません。

正義感に身を任せてそのような投稿を行うことで、生じ得なかった利権侵害が発生し、問題が複雑になるばかりでなく、また投稿者自身が加害者となることだってありえるはずです。

 

このような投稿をする人たちは社会に対する不平不満も頻繁に発信していることが多いのですが、呆れてしまったのが、「税金が高い!」という主張をしているユーザーを見たときです。こんなアホらしいことはありません。

我々が安くない税金を納めているとくことを自覚しているならば、貴方が他人の悪事をSNSに投稿し社会的啓蒙・社会的制裁を試みたような労力こそ、然るべき行政機関に通報し、そこで働く人達にに取って代わってもらえば良いではないかと思うのです。

無関係な個人が独断で動くより、よほどまともで公正な然るべき対応・働きをしてくれるはずです。

 

ご賢明な方には当たり前で相手にするまでのことでもないのかもしれませんが、昨今なんでもかんでも「拡散希望!」「今後このようなことが無いように!」「こういう行為は許せません!」という風潮には疑問符を呈さざるをえません。

と、一般民が訴えたところで何も変わらないことはわかっていますが、いつか自分がこのようにして、行為の一部のみを切り取られて無実の罪で吊るし上げられるかもしれないと思うと、余計なことに気を遣って窮屈に生きていかなければならなくなる気がしてならないのです。

 

雑記
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