【米国のスタンダード学習法を30%OFFで】Firecrackerで医学英語・USMLE対策を!

吉本興業と芸人の一連の騒動についての私見

雑記
スポンサーリンク

宮迫さん、田村さんの記者会見と、吉本の社長さんの記者会見を拝見しました。

個人的には、会見の中でも問題点がが十分整理されておらず、混沌としている印象を受けました。

突き詰めれば、問題点は結局以下2点に大別されると思います。

  1. 芸人が吉本に無断で直接的な営業(闇営業)を行ったこと。
  2. 芸人の営業先が反社会的勢力であり、謝礼を受け取ったこと。

吉本の社長の記者会見でも、以上2点について、片方の論点で回答に窮すると、もう片方の論点へ話を持っていくような「論点すり替え」が行われていたように思いますが、それはさておきそれぞれについて私の意見を書きます。

スポンサーリンク

闇営業について

吉本所属の芸人が、吉本に無断で営業を行った(闇営業を行った)ことに対しては、メディアで取り上げれているほど騒ぎ立てることではないと考えます。

法人(?)と個人事業主(?)との関係性の問題であり、周りが口出しするものではないと思うからです。

  • 契約が適切に結ばれていない。(契約書がない)
  • 芸人が闇営業をしなければならない環境下に置かれていたのが悪い。
  • 芸人は吉本と契約し、雇用されているに準じる関係であった以上その規定や了解には従うべきであった。

などなど、もちろん重要な論点は多いですが、外から騒ぎ立てすぎるのも変だと思うのです。

確かに、芸人という職業は、メディア等を通して、多くの人々の眼に暴露される点で特殊です。「人を笑わせるのが仕事であるはずの芸人や会社ががこんなんでは・・・」という意見はもっともではあり、芸人と吉本の関係を重要視する気持ちもわからないでもないですが、しかし個人的には、「その芸人を単体でみて面白ければいいんじゃないの?」と思ってしまいます。

医局と医師の関係に似ています。患者からすれば、自分の主治医がどこかの医局に所属しているとかってのは直接的には関係なく、究極的にはその技量の高さを求めているはずです。

「〇〇大学の〇〇科の医局に所属している医師である」ということは、その技量の高さを保証する間接的な一つの要素にすぎず、直接その医師の技量を推し量ることはできません。

特にこれからは「個人の能力がそれぞれに評価される世の中」となり、所属元云々よりその人単体での技量評価がなされる時代になってくると思います。

私自身、芸人さんは彼ら自体が面白く、楽しませてくれるのであればその背景はあまり興味がありません。(そもそもお笑いに対する興味は薄いですが・・・笑)

 

「吉本脱退」の意思表明をする芸人たちも薄々同様のことを考えているのであろうと思いますが、一つ難しいのは、彼らがここまでの知名度や技術を獲得するまでの課程で吉本に大きな借りがあるという点です。

「中間マージン」を取られないため、「フリーランス」となるには「最初からフリーランスで成り上がる」または「お世話になった所属元を裏切る」のいずれかでしょう。(吉本興業と芸人の契約がいかなるものかはよく知りませんが似たようなことは言えると思います。)

いずれにせよ、吉本と芸人の関係について、外部がここまで騒ぎ立てる意味はよくわからず、後に述べる、「反社会的勢力に対する営業」についての議論の論点すり替えに利用されているように思えてなりません。

反社会的勢力への営業について

これはメディア等含め十分議論がなされるべきテーマだと思います。

様々な意見があることを承知の上で個人的な意見を述べると、

「相手が善良な顧客であることを確認するよう努めた上でのことなら仕方ない」に尽きると思います。

「確認するよう努める」というのはやや曖昧な表現ですが、極端な話、

「我々は善良な市民を顧客としてサービスを提供したいので、貴方様が反社会的勢力の一員でないことを一筆署名することで表明してください。」

とお願いすればよいのではないでしょうか。

携帯電話や銀行口座の契約をするときなど、必ず署名を求められると思いますが、私はこれを愚直にやっている企業はすごいなと思います。

「私は反社会的勢力の一員です。」と表明する人なんでほとんどいないと思いますので、ここで反社会的勢力の一員をひっかけ契約を拒否することは現実的には難しいでしょうが、このように署名を求めることで、確認するよう努めていることを対外的に示すことができます。

この上で「実は反社会的勢力でした」というオチがあっても、誰も携帯電話会社を責める気持ちにはなれないのではないでしょうか。

 

しかしながら、日々の生活で、契約の相手が通常あってはならない「反社会的勢力」ではないということを一々書面で確認していては不便すぎます。

ぶっちゃけどれだけ頑張ったって、「相手が反社会的勢力でない」と自信を持って証明することはできないのですから、だったら一々確認する意味もないのではないかとも思うのです。

 

そもそも悪なのは非人道的な方法で収入を得ている反社会的勢力の存在そのものであり、彼らを見つけ出すのは警察のお仕事です。

反社会的勢力に騙されて契約を結んだり営業をしてしまう人々もどちらかというと彼らの被害者なのではないでしょうか。

 

ちなみに、医師には応召義務がありますので、相手の立場に関わらず、求めがあれば原則医業を行う義務があります。

が、そのことに対する報酬を得ることの是非については、いろいろな意見がありそうですが、やはり相手が反社会的勢力でないことを確実に確認することなど無理なのですから基本的には仕方のないことだと思います。

雑記
スポンサーリンク
この記事をシェアする
SNSフォローをお願いします!
LINE@登録で、病院見学や合同説明会で

使えるチェックシートをプレゼント!
スポンサーリンク
QQ医学生のブログ

コメント