【USMLE STEP2 CK】初回NBME模試を受験しました

USMLE STEP2 CK
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こんにちは。

つい先日までの寒さはどこへ消えたのか、もはや半袖でも過ごせるくらいの陽気になって参りました。

筆者は大学の臨床実習と並行してUSMLE STEP2 CKの対策を行っている途上にあります。

【シリーズ】医学生6年目のUSMLE STEP2 CK合格体験記
私は学部5年次(2018年9月)にUSMLE STEP1を受験・合格し、6年次(2019年8月)にUSMLE STEP2 CKを受験し合格ました。日本の医学生の間でも広まりつつあるUSMLEの勉強で...

今回は、UWorld(問題集)1周と、Master the Boards(参考書)通読1周が終了したということで、初めてNBMEの模試を受験したのでその結果と感想を簡単に記録しておこうと思います。

【STEP2 CK】問題集(Uworld)1周目が終わりました。
USMLE STEP2 CKの対策をちょびちょび始めて、はや3ヶ月くらいになったでしょうか。ようやくSTEP2 CKの問題集(UWorld)の1周目を終えることができました。演習内容演習の方...
【USMLE STEP2 CK教材・参考書】Master the Boards 1周目通読完了!
実習が忙しく、なかなかに更新が滞っておりますが、USMLE STEP2 CKの受験勉強はなんとか継続しています。前回は、オンライン問題集UWorldの1周目が終了したことをお知らせし、今後の展望を...

 

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NBME模試 Form6

NBMEによるSTEP2 CK向けの模試、Comprehensive Clinical Science Self-Assessment(略してCCSSA)ですが、投稿日現在ではForm6〜8の3セットが利用可能のようです。

Form6が古いもの、Form8が新しいものということで、古いものから始め、受験までに3セット全てやってみるつもりではいます。

ということで、今回はForm6をやってみることにしました。

46問/69分が4セットで、トータル284問を解答します。

集中力も実力のうち、ということで、半日かけてわーっとやってみました。

ちなみに、かかった費用は$60でした。

NBME模試の所感

UWorld(問題集)では、「とにかく時間との勝負、しかも知識も足らない!」という印象を得たのですが、今回の模試はこれに比べると結構イージーな作りとなっていた印象です。

各セット、数分〜10分以上の余裕を持って終えることができましたし、手に負えない!という問題も指折り程度でした。

出題内容が簡単だったことに加えて、問題文自体もUWorldよりも短いものがほとんどでした、やはり本番想定の訓練というよりは、実力測定(スコア予測)に主眼が置かれているのかなぁという実感を得ました。

結果

  • Assessment Score:490
  • Approximate STEP2 Three-Digit Score:237

問題数も少なく、内容もそれほど高度でないということで、小さなミスが結果に大きく影響した印象です。

反省点・その他

結果レポートには模試による予測スコアと本番のスコアの関係が付属していました。

これによると、本番スコアについて、模試予測スコア+0〜9点、模試予測スコア+10〜19点という群が最頻値で、いずれも25%程度、

次いで、模試予測スコア+20〜29点、模試予測スコア-0〜9点群がそれぞれ15%程度という感じでした。

受験者全体の80%程度が本番では-9点〜+29点に収まるという格好です。

 

本来、STEP1の受験期間決定同様、一度模試を受験してみてから本番の受験手続きを進めたかったのですが、諸々の事情でSTEP2 CKについては既に時期を決めて受験手続きを開始しています。

【USMLE STEP2 CK】申し込み手続き開始!
先日NotaryCamにて公証を行った旨を報告いたしました。一週間ほどでECFMGのサイトのStatusが更新され、無事公証は成功したようです。これに伴い本日USMLE STEP2 CKの受験...

 

私の模試スコアから考えると、本番のスコアは80%の確率で、228〜266になるという感じです。

STEP2の合格基準が200ちょいだったと思いますので、「PASSする」という観点からはひとまず安心して受験手続きを継続できそうです。

 

一方、ネットをみているとこのForm6という模試はやはり簡単な作りになっていると評判で、模試結果の少しの差が大きな予測スコアの差を生むようですので油断はできません。

結果上は、呼吸器や産婦人科領域のパフォーマンスが奮っておりませんが、他の領域でも、自信を持って答えられないものの、消去法等を用いてなんとか正解をひねり出した的な問題が少なくなかったので、これらの領域に関わらずまだまだ勉強が必要な印象はあります。

今後について

STEP1のスコアが満足いくものではなかったので、STEP2 CKはガツンとそれなりのスコアを出したいと思っています。

一度の模試を受験してみ安易に目標スコアを決めるのもどうかとは思うのですが、今回の模試では最低ラインとして240、できれば250を超えてくるようなスコアを目指しても良いかなぁという指標を得ることができました。

今後の具体的な行動としては、UWorldのFlagged問題(後に再度解くべきだと思った問題に印をつけてあります)を潰していきつつ、通読したMaster the Boardsを拠り所として知識を蓄積していくことが柱になってくると思います。

ここまでは全分野からランダムで演習してきましたが、今後Flagged問題を勉強していくにあたっては、学習効率と定着を重視するために分野ごとに集中して演習していく予定です。

【USMLE STEP2 CK】UWorldのMarked問題に取り組みます
先日初めてSTEP2 CKの模試を解いてみたことを記事にしました。これを受け、今回はUWorldのMarked問題(1周目のとき、もう一度解きたいと思ってチェックしておいた問題)の解き方について...

また、単に問題を解いて復習して、という単調な作業に飽きっぽいということもあり、これらに加えて、レジデント向けの本もちょこちょこ読んでみたいと考えています。

これはSTEP2 CKの受験に関わらず、医師として仕事を始める上で、医学部卒業までに取り組みたかったことです。

国家試験の勉強などではどうしても横断的な知識が手薄となってしまい、「鑑別」とか、STEP2 CKで問われるような「次の対応は!」的な側面までは学べません。

(国家試験でも実践的な問題が増えてきている印象はありますが・・・)

医学部5年生が第113回医師国家試験を解いてみた。
2019年2月に第113回医師国家試験が行われました。 低学年の頃は「国試」などまだ先の話だと思っていたのですが、とうとう次は自分の番となってしまいました。 大学受験においても、受験の前年やそ...

 

また、大学受験から遠く離れた今、「集中力の低下」を如実に実感しており、試験本番までにこれを回復しなければならないという課題もあります。

(STEP2 CKは1日がかりで長時間の集中力を要する試験です。)

最近では、本や論文を読んでいる中で、「病的なのではないか」と思えるくらいには集中力が持続しないため、今回本を読む機会を増やす中で、「グッと集中する力」も回復したいと思います。

読んだ本については、また少しずつ感想を記事にできればと考えています。

 

いずれにせよ、STEP2 CKの勉強もしつつ、卒後も役に立つ知識を身につけられるよう、多面的に勉強を継続したいと思います。

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