「医学生なんだからモテるでしょ」とか「医学生になったらモテるよ」という類のフレーズを聞かれたことのある方も少なくないと思います。
今回は、医学部における恋愛事情について真面目に(!?)考えてみたいと思います。
(筆者は男性ですので、男性視点に偏った記事となってしまうことをお許しください。)
医師は結婚・恋愛に困らない!?
「勉強を頑張って医学部に合格すれば、箔がついて少しくらいモテるんじゃないか?」ということもモチベーションの一つとして受験勉強に励んでいる男子諸君も少なくないでしょう。
そもそも、「男子医学生はモテる」という考えは、
「男性医師はモテる。よって、将来医師となる男子医学生はモテる」
という連想から生まれたものでしょう。
人類はこれが生きる限りにおいて疾病と共生しなければなりません。この意味で、人の保健衛生をつかさどる医師の仕事がこの世から消えるということは絶対にありません。
さらに人の命を救うことに繋がる仕事柄、社会からは一目置かれた存在であることは事実であり、その責任の重さから給与所得も平均を大きく上回って得ることができます。(その分労働は非常に過酷ですが)
こういった背景があってか、男性医師が結婚に難渋することは稀で、生涯未婚率は数%とも言われています。
この点で、「医師はモテる」はある程度事実言って良いことなのでしょう。
(医師という生業は、確かに食いっぱぐれはしませんし、平均以上のゆとりはあるかもしれません。しかし、一般企業と同等もしくはそれ以上の競争原理が働く職種であることはここに付記しておきます。)
だからといって医学生がモテるかというと・・・
一方、医学生においてどうかというと、少し状況が変わってきます。
お気づきかと思いますが、そもそも医師がモテる(結婚・恋愛に困らない)のは、社会的・経済的な後ろ盾を買われてという面が大きいのです。
しかし、医学生そのものは諸栓一人の大学生であり、経済力があるわけでも、社会的な地位が高いとか、影響が大きいという訳ではありません。
あくまで、「将来医師となりそうなる可能性がある」というだけのことです。
恋愛活動に勤しむ女性としては、「そいつに将来性があるか」ということよりも、「現在のその人が男性として魅力的であるか」という点をより重視することが多いでしょう。
諸栓学生、ちょっと受験勉強が得意だったことを理由に「モテる」は幻想です(笑)
恋愛の武器の一つとして「医学生」
しかし、武器にならないかと言われるとそうでもありません。
少なくともそれなりに真面目に勉強に打ち込んできたという証明にはなるかもしれません。
「医者の卵」という認識があってか、「しっかりした人なのかな」と思ってもらえる可能性は高いですので、そういう意味では、意中の女性の心を掴む足がかりとなるのかもしれません。
その後、「すごい人」止まりか、それとも恋愛に発展するかは、自分自身の人間的な魅力と積極性に依存するわけで、大学生の恋愛に「医学生」というファクターは思っているほど影響がないのではと思います。
「医学生」という身分を抜いたら自分に何が残るか
私の部活の先輩が、
「『医学生』という身分を抜いた自分に何が残るか常に自分に問いかけるべきだ」
と語っておられました。冗談交じりの会話の一節で、全然真面目な文脈ではなかったのですが、しかしこれは妙に納得させられる所がありました。
「自分は医学生である」という自身と誇りを胸に充実した日々を送ることは悪くないと思いますが、この上にあぐらをかくのは違うと思うのです、
自分の人間としての魅力をいかに育てられるかが、恋愛に限らず大切なのではないかと考えさせられた瞬間でした。
女医・女子医学生の恋愛
女医さんの恋愛の厳しさについてはドラマ等でもご存知の方も多いでしょうが、現場や同級生の話を聞くとやはり実際に厳しいものであるのは事実のようです。
- 女医の1/3は結婚して幸せになる。
- 女医の1/3は結婚するも不幸せになる。
- 女医の1/3は結婚しない。
というのが、医療界で囁かれる女医さんの結婚事情です。(明確な出典は不明ですが・・・)
理由はいろいろあるのでしょうが、男性医師の結婚事情・恋愛事情と対比すると、やはり厳しいのでしょう。
このことは、女子医学生の多くは理解されていて、学生の間に手を打っておく学生が少なくありません。
大学内・学部内での恋愛は?
医学部というのはとにかく世間が狭く、その濃密な!?人間関係から、学部内での恋愛というのは結構あるみたいです。
そして、学内・学部内での恋愛の場の一つが「部活・サークル」です。
一層のこと「婚活サークル」に改名してしまったら?と思うこともあるくらいです。
というのは冗談ですが、やはり、部活・サークルを中心とする濃密な人間関係の上に恋愛が生じやすいのは無理もないと思います。
多くの部活動・サークルが、コメディカルの学生(看護学生など)と合同で活動しており、男女比は結構ちょうどよかったりするのです。
そしてその部活・サークルの恋愛にゴタゴタがついて回るのはご想像の通りです。
医学科男子と看護科女子のロマンスが絶えず、それを医学科女子が白い目で見ている・・・なんていうちょっと怖い構図も珍しくありません・・・
また、部活・サークルに所属し、他大学との交流の中で恋愛の機会を手にする学生もいます。
医療系の勉強をしている者同士、共通の話題も多く、恋愛に発展しやすいのでしょう。
一方で、「パートナーが医療者なのは絶対に嫌だ」という医療者も一定数存在するのも面白いものです。
医学部の内情をもっと知りたい方はこちらへどうそ。
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