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【USMLE STEP1】Behavioral Science(行動科学)の対策・教材・参考書

USMLE STEP1
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※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。

今回は、日本人がUSMLE STEP1にて苦手とする領域、「行動科学=Behavioral Science」に焦点を当てて対策を紹介していきたいと思います。

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行動科学 Behavioral Scienceとは?

行動科学 Behavioral Scienceを辞書で調べると、

人間の行動を実証的に研究し、その法則性を明らかにしようとする科学の領域。心理学・社会学・人類学・精神医学などが含まれ、総合化・学際化などを特徴とする。

(デジタル大辞泉)

とあります。

なんか難しい感じですが、つまるところ、

「人間の生活行動について、科学の様々な領域から多面的・総合的に考察する学問」

といった感じでしょうか。

日本の医学部では、「行動医学 Behavioral Science」を一つの領域として体系的に勉強する機会はほとんどありませんが、以下に挙げるように、その要素としては一応学部教育の中で触れられるものが多いです。

 

<USMLEにおける行動科学の出題>

  • 公衆衛生
  • 疫学
  • 精神科
  • 発育
  • 倫理
  • 法律

etc…

 

日本の医学部でも個別には勉強するとはいえ、Behavioral Scienceとして体系的に学ぶことはほとんどありませんし、倫理的問題や法律といった、ローカルな話も含まれてくるため、日本人のUSMLE受験者が最も苦手とする領域の一つです。

筆者もそれを理解した上でしっかり対策していったつもりだったのですが、それでも本番はこの行動科学に足を引っ張られてしまいました。

私のUSMLE STEP1 スコア
※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。予めスコアをお伝えしておくことは、体験記を読んでいただくにあたり参考になると思いますので、体験記の冒頭でスコアを公開させていた...

行動科学 Behavioral Scienceの対策・教材・参考書

「郷に入れば郷に従え」ではないですが、やはり米国の医師国家試験に相当するものを勉強するわけですから、現地の教材・教科書を使って勉強するスタイルは重要であると思います。

繰り返しになりますが、特に行動科学 Behavioral Scienceの分野では、法律・倫理・公衆衛生といったローカルな知識から、精神科・発育といった本邦とはやや異なる定義が存在するような分野が中心となるため、尚更これをしっかり勉強する必要があります。

問題集を解く!

もちろん、UWorld等の問題集に取り組む中で勉強するというのもアリだと思います。問題に解答し、復習していく過程で調べながら勉強していくということです。

詳しくは下の記事を参照していただきたいのですが、オンライン問題集の多くで出題範囲を設定することができ、「Behavioral Science」ももちろん選択することができます。

USMLE問題集について【UWorld】【Q&A】
※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。 USMLE対策において、問題演習は必須です。私を含めて多くの受験生が勉強の主幹を問題集においていると思います。本記事では...

究極的には、Behavioral Scienceのみを出題範囲として設定し、集中的に演習するということも可能です。

しかし、問題集を解き、調べるといっても、インターネットでローカルなことを調べていくのはなかなか骨が折れる作業です。

行動科学 Behavioral Scienceの参考書+問題集

その意味では、行動科学について体系的にまとめられた参考書があると大変便利でしょう。

加えて、問題ベースでなく、一度は体系的に行動科学を勉強したいという方も少なくないと思います。

ということで、USMLE STEP1を受験される方皆さんが必携の参考書をここに紹介します。

 

 

「BRS」というのは、「Board Review Series」のことで、USMLE STEP1受験者のためにこのほかの領域においても同様の参考書が出版されています。

筆者はあまり経済的に余裕がなかったこともあり、書籍の追加購入は最小限にするようにしていたため、他のBRSシリーズは購入していません。

唯一購入したのがこの「BRS Behavioral Science」です。

購入する価値があったというより、購入しなければ行動科学の対策ができないという感覚で購入しました。

BRS Behavioral Scienceの内容

この書籍は、「参考書」という性質のほか、「問題集」という性質も持ち合わせています。

ある領域について、解説された後に、それに関わる問題が数ページに渡って掲載されている感じです。

 

解説の部分は、各領域ごとに、USMLEで頻出の知識についてまとめられています。

読み物というよりは、体系的に重要な知識を羅列している感じですが、しかし無機質な印象を受けることはなく、筆者はそれほど苦なく一通り目を通すことができました。

UWorld等で問題を解いてモヤモヤが残っていた部分も、簡潔にまとめられているこの書籍を読んで、体系的な理解が得られたという経験も少なくありませんでした。

また、先述の通りそれぞれの領域について、数ページに渡って問題集もついていて、これだけでも十分量の問題演習をこなすことができるくらいです。

 

この書籍を主体として、Behavioral Scienceを勉強するのはもちろん、UWorld等で問題演習する中でも活用できます。

USMLE STEP1の参考書としては「First Aid」を頻用される方が多いと思います。

とりあえず問題演習をやってみた話 & USMLE 参考書
※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。 この記事では、筆者が右も左もわからないままとりあえず問題集を解いてみたことについてを記載します。 筆者がUSMLEを...

万能なこのFirst Aidですが、Behavioral Scienceを苦手とする日本人が利用するにしては、この領域がやや知識不足であるのが欠点です。

これに比べて、BRS Behavioral Scienceには、問題演習を進める中で辞書的に利用するにも十分な知識量が掲載されている実感があり、筆者もこれを頻繁に参照していました。

まとめ(STEP1 行動科学の対策)

日本人が苦手とする行動科学 Behavioral Scienceはしっかりと対策した上で試験に望みたいものです。

意識的に対策を進めた筆者でしたが、行動科学を得点源とするほどには本記事で紹介したBRSを深く読み込むことができなかったのが反省点です。

はっきり言って、行動科学の対策はこの一冊のみで十分だと思いますので、あとはこれをどこまで読み込んで自分の知識とできるかが勝負だと思います。

※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。

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