※この記事は「USMLE STEP2CK合格体験記」の一部です。
ここまでSTEP2 CK対策の本体ついて紹介しました。
この記事では、STEP2 CKの対策でも大切な、模試について紹介します。
模試の立ち位置
STEP1同様、STEP2 CKでも模試は重要な対策ツールと考えます。
情報に必ずしも恵まれない中で対策を進める上で、スコアを予測する客観的な指標が得られることは大切なことです。
この数少ないツールの一つが模試です。
模試の紹介
主に筆者が利用した模試を以下に列挙します。
Sample Questions
こちらは模試ではありませんが、USMLEの公式HPからダウンロードできるSample問題集です。
40問✕3ブロック=120問です。
解説はありませんが解答はついています。
公式に「こんな問題を出しますよー」と公表してくれているものでしかも無料。これを活用しない手はありません。
ただ、実際には難易度は少し簡単めで問題の情報量も本番ほどではなかったように感じました。
NBME Self Assessment
USMLEの試験問題を作成・提供しているNBMEという機関の問題集。
46問・69分のブロックを4ブロック実施します。
問題自体の難易度は本番より低く、また問題文も基本的に短いです。画面デザインも本番っぽくはありません。(文字サイズを拡大できなくて目がしんどい。)
本番を想定した模試というより、知識量を測定するツールというイメージ。
こちらも解説はなし。受験後に問題・受験者の解答・正答のみが表示される質素な作りです。
が、USMLEスコアに換算したスコアを表示してくれるため、到達度の把握には良いでしょう。後述のUWSAよりは辛口評価?な感じでした。
価格は1つ$60。
現在はForm6〜8の3つの模試が公開されています。
UWorld Self Assessment(UWSA)
オンライン問題集の王道UWorldの模試。
40問✕4ブロック、1ブロック60分の構成で、やはり難易度・問題構成的な部分で本番の再現度は非常に高い印象を受けます。
また、解答解説が充実しているのもUWorldならでは。
スコアの予測も表示されます。(ちょっと甘口評価?)
現状では最もバランスのとれた模試だと思います。
UWSA1、UWSA2があり、それぞれ$40。セットで買うと$70。
また、UWorldのオンライン問題集とセット購入も可能。
Firecracker
暗記お助けツールとして名高いFirecrackerですが、STEP2 CK用の模試が1つ付属しています。
予想スコアは表示されませんが、他の受験者の正答率分布を見ることができ、これと自分の正答率を比較することができます。
Firecracker模試のおすすめできる点は以下の2点です。
- 模試の費用自体は無料:Firecrackerを購読購入している場合、模試が付属していますので改めて模試の費用を支払う必要はありません。
- 復習ツールが充実:さすがFirecracker、正解・不正解や正答率の表示に留まらず、核問題の復習小問集を提示してくれます。
Firecrackerについて気になる方は以下の記事も参照してください。
筆者の模試受験履歴
各模試について、筆者の受験タイミングやスコアを以下の記事に掲載しています。
模試活用の方法
上述の通り、もちろん現状把握や到達度測定のために利用することが第一の目的ですが、長時間の集中を求められる当日のシュミレーションに利用するのも良いと思います。
多くの模試が4ブロック構成ですので、これを2つ連続で実施するなどして、当日の疲労感を味わっておき、本番での実力発揮につなげると良いと思います。
まとめ
模試について紹介しました。
次回は、STEP2 CK直前対策について紹介します。
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