こんにちは。
つい先日までの寒さはどこへ消えたのか、もはや半袖でも過ごせるくらいの陽気になって参りました。
筆者は大学の臨床実習と並行してUSMLE STEP2 CKの対策を行っている途上にあります。
今回は、UWorld(問題集)1周と、Master the Boards(参考書)通読1周が終了したということで、初めてNBMEの模試を受験したのでその結果と感想を簡単に記録しておこうと思います。
NBME模試 Form6
NBMEによるSTEP2 CK向けの模試、Comprehensive Clinical Science Self-Assessment(略してCCSSA)ですが、投稿日現在ではForm6〜8の3セットが利用可能のようです。
Form6が古いもの、Form8が新しいものということで、古いものから始め、受験までに3セット全てやってみるつもりではいます。
ということで、今回はForm6をやってみることにしました。
46問/69分が4セットで、トータル284問を解答します。
集中力も実力のうち、ということで、半日かけてわーっとやってみました。
ちなみに、かかった費用は$60でした。
NBME模試の所感
UWorld(問題集)では、「とにかく時間との勝負、しかも知識も足らない!」という印象を得たのですが、今回の模試はこれに比べると結構イージーな作りとなっていた印象です。
各セット、数分〜10分以上の余裕を持って終えることができましたし、手に負えない!という問題も指折り程度でした。
出題内容が簡単だったことに加えて、問題文自体もUWorldよりも短いものがほとんどでした、やはり本番想定の訓練というよりは、実力測定(スコア予測)に主眼が置かれているのかなぁという実感を得ました。
結果
- Assessment Score:490
- Approximate STEP2 Three-Digit Score:237
問題数も少なく、内容もそれほど高度でないということで、小さなミスが結果に大きく影響した印象です。
反省点・その他
結果レポートには模試による予測スコアと本番のスコアの関係が付属していました。
これによると、本番スコアについて、模試予測スコア+0〜9点、模試予測スコア+10〜19点という群が最頻値で、いずれも25%程度、
次いで、模試予測スコア+20〜29点、模試予測スコア-0〜9点群がそれぞれ15%程度という感じでした。
受験者全体の80%程度が本番では-9点〜+29点に収まるという格好です。
本来、STEP1の受験期間決定同様、一度模試を受験してみてから本番の受験手続きを進めたかったのですが、諸々の事情でSTEP2 CKについては既に時期を決めて受験手続きを開始しています。
私の模試スコアから考えると、本番のスコアは80%の確率で、228〜266になるという感じです。
STEP2の合格基準が200ちょいだったと思いますので、「PASSする」という観点からはひとまず安心して受験手続きを継続できそうです。
一方、ネットをみているとこのForm6という模試はやはり簡単な作りになっていると評判で、模試結果の少しの差が大きな予測スコアの差を生むようですので油断はできません。
結果上は、呼吸器や産婦人科領域のパフォーマンスが奮っておりませんが、他の領域でも、自信を持って答えられないものの、消去法等を用いてなんとか正解をひねり出した的な問題が少なくなかったので、これらの領域に関わらずまだまだ勉強が必要な印象はあります。
今後について
STEP1のスコアが満足いくものではなかったので、STEP2 CKはガツンとそれなりのスコアを出したいと思っています。
一度の模試を受験してみ安易に目標スコアを決めるのもどうかとは思うのですが、今回の模試では最低ラインとして240、できれば250を超えてくるようなスコアを目指しても良いかなぁという指標を得ることができました。
今後の具体的な行動としては、UWorldのFlagged問題(後に再度解くべきだと思った問題に印をつけてあります)を潰していきつつ、通読したMaster the Boardsを拠り所として知識を蓄積していくことが柱になってくると思います。
ここまでは全分野からランダムで演習してきましたが、今後Flagged問題を勉強していくにあたっては、学習効率と定着を重視するために分野ごとに集中して演習していく予定です。
また、単に問題を解いて復習して、という単調な作業に飽きっぽいということもあり、これらに加えて、レジデント向けの本もちょこちょこ読んでみたいと考えています。
これはSTEP2 CKの受験に関わらず、医師として仕事を始める上で、医学部卒業までに取り組みたかったことです。
国家試験の勉強などではどうしても横断的な知識が手薄となってしまい、「鑑別」とか、STEP2 CKで問われるような「次の対応は!」的な側面までは学べません。
(国家試験でも実践的な問題が増えてきている印象はありますが・・・)
また、大学受験から遠く離れた今、「集中力の低下」を如実に実感しており、試験本番までにこれを回復しなければならないという課題もあります。
(STEP2 CKは1日がかりで長時間の集中力を要する試験です。)
最近では、本や論文を読んでいる中で、「病的なのではないか」と思えるくらいには集中力が持続しないため、今回本を読む機会を増やす中で、「グッと集中する力」も回復したいと思います。
読んだ本については、また少しずつ感想を記事にできればと考えています。
いずれにせよ、STEP2 CKの勉強もしつつ、卒後も役に立つ知識を身につけられるよう、多面的に勉強を継続したいと思います。
コメント