※この記事は「USMLE STEP2 CK合格体験記」の一部です。
この記事では、USMLE STEP2 CK受験対策として筆者が行った、UWorldの演習記録を公開します。
UWorld
筆者のSTEP2 CK対策の根幹は、問題演習にありました。
問題集は種々ありますが、私はやはり王道の「UWorld」を選択し、最後まで演習に用いました。この記事では、そのUWorldを用いた演習の演習履歴を詳しく紹介します。
少しでも今後対策される方の参考となれば幸いです。
尚、筆者のUSMLE STEP2 CK対策に関する全体像は以下の記事を御覧ください。問題集以外に利用した勉強ソースや時系列をまとめています。
UWorld1周目
UWorldの購読を開始したのは5年次の1月くらい。理想としては夏までに、遅くても1年後、国家試験対策に本腰を入れるまでにキリをつけるつもりで1年契約としました。1年の契約で$500くらいだったと記憶しています。
1周目は問題に慣れることと現状把握 を第一に考えつつ、演習を通して臨床経験を積むよう努めました。
全問は2670問。
基本的に本番に即した演習形式で、60分(UP count形式)40問で設定。
解答解説・復習は40問終えたところで実施する(テストモード)ようにしました。
本番を想定し、出題分野はランダムとしました。
3月末くらいに全問題の演習を終えました。
私の正答率は61.4%。ここまででSTEP2 CK特有の対策としてはFirecrackerの通読しかして居ない中、案外絶望的な正答率ではなかったことに安堵しました。やはり英語云々ではなく、医師国家試験の対策で培った知識が生きました。
とはいえ、他の受験者の平均値(最頻値かも?)は66%と表示されていましたので、イマイチではあります。知識不足です。
正答率以外の課題として、時間的なタイトさが挙げられました。60分で解答するよう心がけていたのですが、40問解答しきるのに、平均で5分前後のタイムオーバーがありました。読むスピードの問題はもちろんのこと、「知らない」を「考える」でカバーすることで時間を浪費していることに気づきました。
そこで、私のSTEP2 CK対策でも紹介した通り、知識INPUTの補強として、Master the Boardの通読期間を1ヶ月と少し設けました。
さらに、ここで更に模試を1回挟んでみました。模試の詳細は以下記事参照。
UW2周目
その後、UWorldの2周目を開始しました。
UWorldには「Mark」という機能があり、解答した問題に印をつけておく機能があります。
1回目に難なく正答を導けた問題について、再度演習を実施するのは時間的に効率が悪いので、私は1回目の演習の段階で、2回目以降も問題演習が必要と考える問題に印をつけておき、2周目として、これらに取り組むことにしました。
とはいえ、その問題数は1700問以上にのぼりました。
2回目の問題演習の大きな目的は、「知識の増強」です。上述の通り、「知らない」を「考える」で補う量が多すぎたため、これを改善することが目標でした。
従って、演習方法としては、今度はテストモードではなく、1問1答形式を選択し、1問解いて直後に復習できるようにしました。
出題分野も、診療科ごとにまとめて演習するよう設定しました。
2周目というだけあって、平均すると70%弱の正答率でした。しかし振れ幅は結構大きく、良い時は85%、悪いときは55%、みたいな感じでした。
春〜夏にかけて臨床医実習が多忙を極めたこともあり、演習進捗はすこぶる悪いものでした。
全分野の2周目(Mark問題)を終えることができたのは、受験直前8月のことでした。
2周目の演習実施中も。3周目を想定して「Mark」の機能を利用し、結果800問程度の問題は次も要演習となったのですが、結局3周目を行うことはできませんでした・・・
それでも少なくとも米国受験者の平均点は取れるかなぁという見積もりを立て、模試や本番受験に突っ込んでいく形になりました。
解答のヒント
筆者が演習する中で得た解答のコツを以下の記事で紹介しているので、是非参考にしてみてください。
Coming soon…
模試について
正直、3周目をやっていれば本番の結果はもう少し良かったと思いますが、やはり夏くらいまでには終えたい気持ちが強く、また直前に受験した模試の結果も悪くなかったため、受験に踏み切ってしまいました。
模試の種類やその成績については以下の記事で紹介しています。
Coming soon…
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