本ブログにおいて受験生向けの記事はどちらかというと稀有になると思いますが、理数科目の勉強法について持論を記録しておきたいと思います。
私は中高一貫校でも私立高校出身でもないため、こういった学校に在籍されていた方々よりは不利な立場にあったと思います。そのような中で、大学入試の配点でかなりの割合を占める理数科目(数学・物理・化学)=特に記述・2次の成績を現役の間に大学合格レベルまで引き上げた方法について記載します。
INPUT
INPUTについて主張したいことはただ1点。「とにかく早く高3までの基礎事項を履修すること」です。
履修はできる限り早期に
後述しますが、難関大学の受験では、如何に入試問題に即した演習量を確保できるか(=OUTPUT)が合否を分けると言っても過言ではないと思っています。そのためには、公式・基礎的な考え方などなど、基礎となる知識をとにかく早い段階で修得しておくことが重要です。
日本の義務教育の性質上、かならずしも予習が是とはされず、「まだ学校で習ってないのに塾や独学で勉強するのは中途半端で良くない」という考え方が根深くはびこっていますが、これは全く良くないことだと思います。どうせ「習いたて」が皆初学者で中途半端ならば、「習いたて」が早ければ早いほど目標時点(=大学受験)でのアウトカムは良いに決まっているのです。
高校数学など中学生の段階で履修してしまっている人も少なからず存在するわけで、そういう人たちとも同じ土俵で戦わねばらならないことを考えれば、INPUTを同級生や公立中高の進度に合わせる必要は全くないと考えます。
OUTPUT
大学受験の理数科目において最も重要な点はとにかく入試問題やそれに準ずる問題を大量に演習することです。
大量演習の重要性
理数科目において、「ひらめき」や「論理的思考」でもって入試問題に解答できるのは、才能に恵まれたごく一部の天才のみです。私を含め多くの受験生には、残念ながらそんな能力は備わっていません。
そんな方々が、入試で天才と互角に戦うために必要なのは「経験値」や「引き出しの多さ」です。
「こういう問題に出会ったとき、こういうやり方をしたらうまくいった」という成功体験の蓄積から、いざ難題に出会った時、「あれをやってみよう、これをやってみよう」といくつもの引き出しを開けて問題を解き進めることに繋がるのです。
そもそも、「ひらめき」や「論理的思考」というもの自体も、経験に裏打ちされたものではないでしょうか。
「あの時この引き出しを使ったらうまくいったから、それに似た今回の問題も同じものを使ったらうまくいかないかな」と明らかな場合だけでなく、意識に上らないままに「このやり方はどうだろうか」と思いつく場合も、経験があってこそです。この経験に基づいた無意識的な思いつきが、天才ではない多くの人にとっての「ひらめき」と認識されるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、理数系科目の入試問題にスムーズに解答できるようになるには
「ひらめき」・「論理的思考」<<<「経験値」・「既視感」
だと考えます。
まとめ
大学入試の理数科目で得点できるようになるために重要なことは、
- 早期のINPUT
- 大量OUTPUTによる経験値の蓄積
です。
長くなりましたので、記事を改めて、「天才ではない人」が効率的に入試問題を解けるようになるための具体的な方法を記載したいと思います、
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