※この記事は「USMLE STEP2 CK合格体験記」の一部です。
こんにちは。筆者は医学部6年次にUSMLE STEP2 CKを受験・合格しました。
日本の医学生の間でも認知度が広まりつつあるUSMLEの勉強ですが、情報は案外少ないです。STEP1に比べると、その受験者数の少なさからか、STEP2 CKに関する情報はさらに少ないように感じます。
このシリーズでは、筆者のSTEP2 CK受験決意から合格に至るまでの体験を公開し、少しでも同士に役立てて頂くことを目的としています。
今回はその第一弾として、STEP2 CKのメリットと併せて、受験を決意した理由などを書いていきたいと思います。
USMLE STEP1合格まで
筆者は5年次9月にUSMLE STEP1を受験し、合格しました。その経緯や対策内容、そもそもSTEP1とかSTEP2とか何?というお話は、STEP1の合格体験記を御覧ください。(以後、STEP1の合格体験記で記載していることは割愛します。)
正直、STEP1の受験を決めた時、米国で臨床研修を実施することや、STEP1のその先を受験することを全く想定しておらず、
- 英語と医学の勉強を兼ねられる
- 在学中の目標を作れる
- 基礎医学と臨床医学の繋がりを理解できる
- 努力量・知識量を公的に証明できる
- なんとなくかっこいい
みたいな理由で受験しました。
なんとか合格は達成し、上記のような目的は全て達成できたと思います。それ以上のものも得られました。
ところが、スコアは米国・カナダの医学生の平均にわずか及ばず。
日本の医学生として、勉強量は圧倒的に平均以上であるはずなのに、海の向こうの人たちの平均を超えられなかったことになんとなく悔しさを覚えました。
STEP2 CK受験決意
STEP1の合格通知を受け取ったのは、5年次の臨床実習の最中でした。
STEP1では「これまで学んできた基礎医学が如何にして臨床医学で活用されているのか」について深く学ぶことができたのですが、この頃には実臨床における一連の診療や、臨床的な判断の難しさを感じるようになりました。
もちろん実習で患者さんからその都度学ばせて頂く姿勢を大切にしましたが、やはり体系的に臨床医学を学ぶ経験が必要と考えました。
と、そこで白羽の矢が立ったのがやはり「USMLE STEP2 CK」です。
STEP1のスコアがイマイチだった悔しさ、臨床医学を体系的に深く学びたい、英語を大事にしたいという気持ちが相まって、STEP2 CKを受験する決意に至りました。
それに、10万円以上の費用をかけてSTEP1を受験しておいて、そこでやめにするのもなんかもったいないじゃないですか(笑)というのももちろん大きな要因となりました。
以上がSTEP2 CKを受験しようと決意した理由です。
受験時期について
受験を決意したのが5年次の秋〜冬くらいにかけてでした。
当初、どうせ合格を目指すなら、マッチングでアピールできるよう、その書類提出(6年次6-7月くらい)に間に合えば良いなぁと考えていました。
それなりに忙しい実習の合間を縫って勉強するのは結構大変なことで、案の定採用試験には間に合わず、合格は秋口となってしまいました。
まとめ
以上が受験を決意した概要です。
対策の体験記をお話する前に、次は受験を終えた視点も交えてUSMLE STEP2 CK受験のメリットを考えてみたいと思います。
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