※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。
USMLEの勉強・受験の唯一といってもよいであろうデメリットとして、それなりの費用がかかってしまうことが挙げられます。
ここでは筆者がUSMLE STEP1の対策・受験で使った金額を公開したいと思います。CBTや国試の対策もUMSLE対策の一貫として紹介しましたが、ここではUSMLEの受験にあたり、+αでかかった費用のみ記載します。
※レートは1ドル110円として日本円で算出しています。
受験にかかる費用
少なくとも受験するために必要な費用です。
項目 | 金額(ドル) | 金額(円) |
ECFMG登録費 | 75.00 | 8,250 |
Form郵送費(EMS)※1 | 2,000 | |
USMLE STEP1 受験料 ※2 | 1,275.00 | 140,250 |
合計 | 150,500 |
※1:受験申請にかかるFormは大学から郵送していただくのですが、大学からしっかり郵送料を徴収されました。
※2:受験料自体は910ドル、テスト送信費用?的なものが365ドルの内訳です。
ECFMGへの登録から計算すると、合計費用は15万円程度でした。
ECFMGの登録費とUSMLE STEP1受験料はECFMGのWebサイトから支払います。
筆者はクレジットカードを用いたのですが、月の上限を10万円の設定としていたため、支払いに難渋しました。学生の身分では限度額の引き上げに親の承諾を得なければならないとのことで、手続きが面倒でした。
対策に用いた費用
受験してかつ合格するための対策に用いた費用です。
項目 | 金額(ドル) | 金額(円) |
FIRST AID USMLE STEP1 | 6,452 | |
Q & A | 5,452 | |
UWorld Qbank 360 day + Self assessment × 2 | 499 | 54,890 |
Firecracker 3 months | 100 | 11,000 |
NBME 模試 Form 15 & 19 | 120 | 13,200 |
合計 | 90,994 |
その他、参考書などは、大学図書館に希望を出して入荷してもらうなどの工夫をしてできる限り費用をおさえるよう努力しました。
巷には映像授業等も存在するようですが、そんな高価なものに手をのばす金銭的余裕も時間もありませんでした。。。
受験にかかる交通費・宿泊費・食費
筆者は大阪の中津にあるプロメトリックで受験しました。不慣れな土地ですので大阪に前日入りし、宿泊したため、その費用が必要でした。
朝8時過ぎ頃の会場入りで、場所もわかりやすかったので、早起き+新幹線でも良かったとも思います。
その他
私は久しく海外へは出向いておらず(中学生のときに一度オーストラリアに行ったことがあるだけ)、パスポートの期限はとうに切れておりました。
パスポート以外でもUSMLE受験に際しての身分証明ができるのかもしれませんが、人と違うことをしてもトラブルのもとになるので、おとなしくパスポートを取得しました。そのためこちらにも費用がかかりました。
まとめ
やはり受験自体に結構費用がかかります。これに加えて、問題集・模試でしっかり勉強すると、20万円超えの覚悟は必要です。筆者は必死にバイトをして資金を貯めました。
決して安上がりでないところが、USMLEの勉強の最も大きな阻害要因であるように感じます。
しかし、それだけの額をかけることで勉強する覚悟をせざるを得なくなります。先に15万円も受験料を払えばもう逃げられません(笑)。
これだけの費用をかける価値も十分にある試験だと思いますので、是非費用面だけをみて諦めないでいただきたいと思います。
申し込みの手続きや受験時期の決定については以下の記事も参考にしてください。
(※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。)
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