※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。
いよいよ体験記本体です。今回はUSMLEを知ったきっかけを記事にしました。
簡潔に言えば友人に紹介されたのがきっかけです。
高校時代〜大学入学後の生活
医学部を目指した経緯などを書き出すとまた話が長くなるのでここでは割愛しますが、公立高校に入学した直後から医学部への進学を真剣に考え始めました。
私は足踏みすることが嫌いなせっかちな正確であることと、父が早くに他界し、母にはあまり負担をかけたくないという気持ちもあって、「医学部に入って医師を目指したい。でもとにかく何が何でも絶対に浪人だけはしたくない」という気持ちで必死に勉強しました。
部活はそれなりに頑張ってはいましたが、某有名予備校に通わせてもらって、寝るときと食事を頂くとき以外は基本的に勉強していたように思います。同級生は定期試験が終わるたびに「打ち上げだ〜」と言って街へ繰り出すのですが、そういうお誘いはありがたいとは思いつつすべてお断りしていました。
結果的に大学には現役で合格できたのですが、そういう経緯もあってか、入学後は燃え尽きて勉強量が激減し(数学や文系科目といった一般教養科目にイマイチ興味が湧かなかったのも一つの原因かもしれません、今では後悔しています。)、試験だけは適当に通ってバイトや部活を頑張って、あとは遊ぶ、という生活をしていました。
遊ぶといっても、高校までほとんど遊んでこなかった人間の言うことなので、大したことはしていません。映画を見たり、遠出したり、レジャーや趣味に使う時間が増えたという意味です。大学生らしいことというと車の免許を取ったことくらいでしょうか。
そんなこんなで2年間が過ぎ、大学3年生になった頃、心のどこかで将来負うことになる責任の重さを再認識しつつあったのか、「そろそろ受験生だった頃を思い出して真面目に勉強しないとなぁ・・・」という気持ちが生じはじめました。
友人の一言「一緒に勉強しない?」→問題集をはじめるまで
部活の帰り道だったと思いますが、友人に言われた一言。
「USMLE一緒に勉強しない?」
これが始まりでした。前項のような経緯がありましたので、良い勉強材料かもしれないと、根掘り葉掘り聞いたことを覚えています。その友人は、同胞も医学部に通われていて海外志向の強い環境に恵まれているようで、その話を友人を通してUSMLEについて色々なお話をききました。
当時の私はUSMLEなど聞いたことがなかったばかりか、学術やコミュニケーションの手段としての英語の重要性すら理解していませんでしたが、「米国医師国家試験」という和訳の響きに憧れもあって、少しずつ興味が湧いて色々調べるようになりました。
今思えばその段階では全く全容を理解できていなかったと思うのですが、その時は「よくわからないところもあるけどとりあえず勉強のつもりで問題集でもやってみるか」というところに落ち着きました。
先に述べておくと、私は結局一人で勉強することになります。(友情が破綻したとかではありません笑)
もともとはその友人と、もうひとりと3人(全員ほぼUSMLE素人)で情報共有しながら勉強していくことになり、「まずはそれぞれで問題集を解いてみよう」ということになり、皆少しずつ問題を解いていたようなのですが、気づいたらその問題集を継続したのは私だけ、2人はUSMLEの勉強をやめてしまいました・・・
何故断念してしまったのか詳しく話は聞いていませんが、結果としてUSMLEを知るきっかけとその足がかりを与えてくれた友人には大変感謝しています。
次はとりあえず問題集をはじめてみた話です!
(※この記事はシリーズ「USMLE STEP1 合格体験記」の一部です。)
コメント