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「あの医学生/研修医はすごい!」症例プレゼンのコツ

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「この患者さんについて、簡単にプレゼンして!」

医学生や若手研修医が最も恐れる上級医の言葉の一つではないでしょうか。

「プレゼンテーション」「相手に伝える」ということについて体系的に学んだことがある方は少ないと思いますので当然のことでしょう。

今回はその周辺のことについて書籍を交えて紹介します。

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医学生・研修医とプレゼンテーション

冒頭述べた通り、医学生や研修医には「プレゼンテーション」がついてまわります。

ここでの「プレゼンテーション」は、朝カンファレンスや病棟回診などなど、上級医に対して患者さんの状況を報告する種のものを指します。

筆者はじめ、上級医より、

「この患者さんについて、プレゼンしてみて!」

と言われることも少なくありません。

上級医として、医学生や研修医にプレゼンを求める意図は2点あると考えます。

  • その患者さんについての情報を端的に知りたい
  • 医学生/研修医が、端的に患者情報を伝える力を養ってあげたい

前者はチームで医療を提供する上で大変重要なプロセスですし、後者には上級医の教育的な配慮が込められています。

いずれにせよ、上級医の期待に沿えるプレゼンできるようになりたいものです。

学んでいないものは出来っこない。

とはいえ、「相手に伝える」ということは、通常医学教育で重点を置かれる「医学的な知識・技能を習得すること」とは全くの別物です。

現状、「どうすれば相手のニーズを満足させられるプレゼンが可能か」という教育を受けたことのある方は非常に少ないのではないでしょうか。

(これは今後の医学教育の一つの課題であると思いますが、本題から外れますので割愛します。)

そんな中で、臨床の場に出て突然「プレゼン」を求められても満足いくようにできないのは当然です。

「やって慣れよ」

という論もありまうが、こと「相手に伝える」ということに関しては、場数を踏んだというだけでは上達しないもののようです。

また、患者さんに質の高い医療を提供するために、若手医師と上級医の良好なコミュニケーションが重要であることは自明なのですから、これは予め学んでおき、その上で実践をするべきであると考えます。

(学習効果という意味でも、場数を踏んで上達するより、理論を学んでから実践に移すほうが良いことは当然です。)

症例プレゼンはこの一冊!

臨床実習に出て以上のように考えていたときに書店で出会った本が、

「あの研修医はすごい!と思わせる 症例プレゼン」

体系的にプレゼンテーションを学んだことのない私にとっては非常に意味深い一冊となりました。

「症例プレゼン」というと、「滞りなく、効率よく、上手にプレゼンできるかな」とついつい意識のベクトルが自分に向いてしまいがちです。

しかし、プレゼンは当然相手に伝えるためのもの。

状況毎に、また上級医やコンサルテーション先毎に、相手の求めるニーズがあり、プレゼンする側はこのニーズを満たさなければならないのです。

プレゼンテーションに関する総論からはじまり、上記のような視点で、状況や相手ごとに極意を教えてくれる良書であり、今後も何度も読んで自分のものにしたいと思える一冊でした。

気になる方、今まで「慣れ」でなんとなくプレゼンをされていた方は是非手にとってみてください。

パワポ編:Power Pointによるプレゼンテーション

Power Pointによるプレゼンテーションを経験する方も少なくないと思います。

Power Pointを用いたプレゼンテーションについても、症例プレゼン同様、体系的に学んだ経験のある方は少ないのではないでしょうか。

一方、Power Pointでのプレゼンには、「声で伝える」ということの他に、「スライドを作る」というPower Pointならではの要素も加わってきて、症例プレゼンとは一味違った難しさがあります。

そこで筆者がおすすめしたい書籍が以下の2冊です。

いずれも同じ先生が書かれた本で、前者はPower Pointを用いた発表全般について、体系的に記されています。

パワポ編:Power Point スライド作成のテクニック

しかし、筆者がよりオススメしたいのはなんと言っても後者です。

後者の「続・あなたのプレゼン 誰も聞いてませんよ!」では特に、「スライドを作る」という点にフォーカスして様々なテクニックが紹介されています。

いずれも著者の先生が長年の試行錯誤を繰り返した末のテクニックだと思うのですが、これを惜しみなく教えてくださいます。

上述の「症例プレゼンテーション」の上達にはどうしても練習が必要ですが、この「スライド作成テクニック」については、学んでそのまま自分の発表に活用できる点がたくさんあります。

私もスライドを作成にあたり一度読んで実践してみたのですが、上級医から「意図がよく伝わるプレゼンだった」とお褒めの言葉をいただきました。

特に2冊目だけでも、手元に置いておいて損はない一冊だと思います。

まとめ:学校では教えてくれないプレゼンテーション

以上、症例プレゼンや、Power Pointによるプレゼンについて紹介しました。

いずれも学校では教えてくれないことが多いものですので、是非一度体系的に自学されてみては如何でしょうか。

 

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